越州嫡男並妻尼事
執筆年:弘安四
真筆あり
九月九日の{厂+(人+鳥)}鳥、同十月二十七日飛来仕り候ひ了んぬ。抑そも越州の嫡男並びに妻尼の事、是非を知らざれども、此の御一門の御事なれば、謀反より之外は異島・流罪は過分の事歟。将た又、四条三郎左衛門尉殿の便風、今まで参付せざる之条、何事ぞ。定めて三郎左衛門尉殿より申す旨候歟。伊予殿の事存外の性情、智者也。当時、学問隙無く 九月九日の{厂+(人+鳥)}鳥、同十月二十七日飛来仕り候ひ了んぬ。抑そも越州の嫡男並びに妻尼の事、是非を知らざれども、此の御一門の御事なれば、謀反より之外は異島・流罪は過分の事歟。将た又、四条三郎左衛門尉殿の便風、今まで参付せざる之条、何事ぞ。定めて三郎左衛門尉殿より申す旨候歟。伊予殿の事存外の性情、智者也。当時、学問隙無く