光日尼御返事

執筆年:弘安三年
真筆あり
 なきな(名)をながさせ給ふにや。三つのつなは今生に切れぬ。五つのさわりはすで(既)にはれぬらんむ。心の月くもりなく、身のあかきへはてぬ。即身の仏なり。たうとし、たうとし。くはしく申すべく候へども、あまりふみをゝくかき候ときにかきたりて候ぞ。恐々謹言。 九月十九日 日 蓮 花押 光日尼ごぜん 御返事