窪尼御前御返事

執筆年:弘安二
真筆あり
窪尼御前御返事(第五書)(十字御消息)(報持妙尼書)      弘安二年十二月。五十八歳作。      外五ノ三五。遺二八ノ二。縮一九二六。類一一〇五。 十字五十まい(枚)、くしがき(串柿)一れん(連)、あめをけ(飴桶)一、送り給畢ぬ。御心ざしさきざきかきつくしてふで(筆)もつひ、ゆびもたたぬ。三千大千世界に七日ふる雨のかずはかずへつくしてん。十方世界の大地のちりは知る人もありなん。法華経の一字供養の功徳は、知りがたしとこそ仏はとかせ給ひて候へ。此をもて御心へ(得)あるべし。恐恐謹言。  十二月二十七日                   日蓮花押   くぼの尼御前御返事 (考三ノ一三)