正当此時御書執筆年:文永十真筆あり正しく此の時に当る。而も随分之弟子等に之を語るべしと雖も、国難・王難・数度の難等重々来る之間、外聞之憚り之を存じ、今に正義を宣べず。我が弟子等定んで遺恨有らんか。又、抑そも時之失、之有る故、今粗之を註す。志有らん者度々之を聞き、其れを終えて後に之を送れ。咸く三度を以て限りと為して聴聞を為すべし。其の後